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【セミナーレポート】グループ会社・サプライチェーンを包括したDX推進のためのSaaS活用とID管理の最適解

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こんにちは。本日は Gluegent Gate セミナー 「グループ会社・サプライチェーンを包括したDX推進のためのSaaS活用とID管理の最適解(株式会社マイナビ TECH+ 共催)」 のレポートをお届けします。今回は "武闘派CIO" として知られる フジテック株式会社 友岡 賢二 氏をゲストにお迎えしご講演いただきました。

では早速、セミナーの様子をご紹介いたします!

【セミナーレポート】グループ会社・サプライチェーンを包括したDX推進のためのSaaS活用とID管理の最適解

クラウドの管理だけではない。統合的なID管理を取り巻く市場動向と重要性

まず、最初の講演は、サイオステクノロジー 飯森より、Gluegent Gate のご紹介と企業IT環境の変化によってなぜDX推進が必要になるのかをお話しました。

昨今の働き方の多様化により、今までの社内ネットワークを守る「境界防御型」から、社内社外といった境界を考えず、どこにいてもすべての通信の安全を確保する「ゼロトラストモデル」に即したセキュリティ対策を行うことが主流となりました。

そのため、今後のニューノーマルな働き方には、DX推進は不可欠である、というところで締めくくりました。

>>ゼロトラストについての詳細はこちらのコラムを参照ください。
もう何も信用しない? ゼロトラストの考え方について解説

【基調講演】DX成功への鍵を見つけよう

続いて、フジテック株式会社 専務執行役員 デジタルイノベーション本部長 友岡様 より 「DX成功の鍵を見つけよう」と題し、ご講演をいただきました。

まず大事なポイントは、「顧客のニーズに寄り添う」ということを忘れず、事業戦略に基づきDX推進を行わなければならない点。そして、AIやツールありきで始めるのではなく、DX戦略のストーリーを事業目的からきちんと練ることが大切であるとお話されました。そのうえで、個々の企業風土に寄り添いながら、DXをどのように推進していくかについて、参考となるさまざまな戦術のご紹介をいただきました。

◇テクノロジーの進化の方向性

続いて、昨今のテクノロジーの進化についてのお話では、クラウドの普及率(欧州、北米など他国に比べクラウド支出が少ない)に触れ、日本ではクラウド化から遅れている状況が見て取れました。また、テクノロジーの進化を10年単位で俯瞰した時に、2000年代のインターネットのビジネス利用からはじまり、2010年代にはクラウド利用がはじまり、2020年代に起こる大きな変化としてAPIエコノミーの出現を挙げられました。

そのような不可避な流れに対して企業情報システムとして今行うべきことは、インターネット上でビジネスが回る仕組みの構築(ブラウザですべての業務アプリが動くようにアップデートすること)、自社データセンターからパブリッククラウドへの完全移行、といった過去の残課題の解決であると述べられました。

フジテックではその先の未来を目指して、他社のAPIを自社のITサービス構築に活用したり、自社のAPIを他社のシステム向けに提供する取り組みを行なっていることを述べられました。

◇DX推進に必要となる技術基盤

最後に、DXを推進するために必要となる技術基盤について紹介いただきました。

 まずは、パブリッククラウドですべての業務アプリが動くこと。そして、複数のSaaSサービスと連携利用するにはひとつのIDパスワードでログインできないと非常に不便である。そのため、サービスが相互に連携し、認証・認可を行うために統合的なID管理が必要である。そのうえで、API連携を管理するAPIゲートウェイ、マネタイズを支える決済基盤が必要になってくると考えられる、ということでした。

 他にも参考になるお話を多くいただきましたので、これらの内容にご興味のある方におかれましては、「CIO/IT責任者が語る、DX時代を打ち勝つための30の提言」 にて友岡様の提言も入っているということですので、ぜひお手に取っていただければと思います。

グループ企業・サプライチェーンを包括したID管理の最適解

最後の講演は、サイオステクノロジー 鈴木より、DX推進の中で、どのようなID管理が必要になるのかをステップに分け、お話しました。

昨今よく聞かれるゼロトラストモデルでは、社内や拠点などの利用者と外部とのセキュリティの境界線として位置する役割をIDaaSが担っている。
そのゼロトラストの中心でIDを管理するとはどういうことか?というと、働き方の変化、増え続けるクラウド、グループ会社サプライチェーンなどによって利用されるIDの管理、認証にまつわるすべてのことを行うものがIDaaSである と説明しました。

続いて、ID管理の課題とそれぞれの課題における解決策、また、解決策をどのように導入するのかを3つのステップに分け説明しました。

  • 多要素認証モデル
  • ゼロトラストモデル
  • IGA/統合ID管理モデル

セミナーの内容についてもっと詳しく知りたい方、ID管理についてお悩みの方は、ぜひ、お気軽にご相談ください。
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グループ会社・サプライチェーンを包括したDX推進のためのSaaS活用とID管理の最適解

※セッション1と3の資料となります。基調講演は含まれませんので、ご了承ください。

最後にGluegent Gateをご紹介

Gluegent Gate は、国産のIDaaS15年以上の実績があります。
SSOに加え、多様な認証要素でセキュリティを強化。さらに、ID付帯情報もさまざまな形式でGluegent Gateへ取込ができるため統合的なID管理を実現します。
導入時のオンボーディングも、導入後のサポートも追加費用なしで対応します。

SSOによる利便性向上、多要素認証によるセキュリティ強化、統合的なID管理による運用負担の軽減 など、ぜひお気軽にお問合せください。

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