Gluegent Flowで稟議や申請の手戻りを防ぎ、時間短縮する方法
Gluegent Flow(グルージェントフロー)で稟議などを申請する際、多くの場合、承認者や決裁者に事前相談されているのではと思います。上司や関係者に説明を行い、内容も口頭では合意いただいた。さあ、あとは正式な申請を回すだけ、と思って提出しても、内容が微妙に意図と違っている、記載内容が不足している、などと指摘されることはないでしょうか。
紙だと書き直してプリントアウトして押印して再提出となるため非常に手間がかかります。Gluegent Flowはボタン1つで申請・差し戻しや取り戻しができて修正も簡単ですが、できるだけ手戻りは防ぎたいものです。
記録には「やり直し」や「差し戻し」の履歴が残ってしまいますし、何より承認者の時間を奪ってしまいます。何ステップか進んだ後であれば複数の方にもう一度見ていただく必要があり、時間も業務もさらに無駄になってしまいます。
承認者からすると、申請前の段階で見せてくれればよかったのに、と思うかもしれません。
そこで今回は、手戻りを防ぐための方法をいくつかご紹介します。
コメント欄にて補足する
申請者が提出した内容に対して、軽微な補足や差し戻すほどではない訂正をしたいとき、自分に「承認」が回ってきたタイミングで「コメント欄」に記載ができます。 文字数制限はなく、履歴にも残り、経路の方全員が見えるため、関係者にも確実に伝わります。また、印刷もできるため、監査や記録としても有効に活用できます。
申請者以外が入力できる項目を作る
申請フォームは、経路のステップごとに入力可否・表示可否を設定できます。 例えば、承認者の直属の上司だけが入力できる項目や、決裁者の直前の承認者だけが入力できる項目の設定が可能です。申請者が盛り込めなかった内容を「補足」や「見解」という形でフォームに入力することが可能です。 上記は比較的柔軟な対応になりますが、組織によっては厳格に書類の記載方法についてルールが定められており、例外対応が認められないこともあるかもしれません。その場合は、申請する前に内容はもちろんのこと、記載の方法についてもルールどおりに記載されているかを確認する必要があります。もちろん自分でチェックするのが大前提ですが、どなたかにダブルチェックをお願いしたい場合もありますよね。 では、申請「前」に自分の作成した画面を見てもらうにはどうしたらよいでしょうか。
申請(タスク)のURLを共有する
Gluegent Flowでは、各申請(タスク)に一意のURLが生成されますが、下書き状態のURLを赤の他人に共有しても、残念ながら閲覧することはできません。 閲覧できるのは、申請者の手を離れた後で、かつ経路上にいる人・グループもしくは参照権限を与えられた人となります。 従って、下書きの状態で他の方に見てもらうことや、経路上にはいない部署内の先輩などに見ていただきたい場合は、別の方法が必要になります。 この方法は、申請者ではなくモデル(フォームと経路)の管理者権限をもつ方が作成する必要があります。では次から具体的な手順をご説明します。
事前確認ルートを作る
行いたいことは、「申請」をする前のタイミングで「事前確認」できる経路の追加です。 この設定により、申請者は、正式に起票する前に「事前確認」か「申請」のどちらかを選択できます。「事前確認」を押せば、見てもらいたい人にタスクを共有することができ、「申請」ボタンを押せば次の人が「承認」できるようになります。設定の手順です。
1.モデル編集画面の「入力フォーム」で、共有したい「メンバー/グループ(グループメンバー)」の項目を追加します。${グループメンバー1.mail}を入力します。
事前確認者を設定する
このモデルを利用し、事前確認をお願いしたいときは、相手を選択して「事前確認」をクリックします。 作成されたタスクをクリックするとURLが取得できますので、このURLを確認してほしい方に送ります。