誰も教えてくれなかった日本の文化
こんにちは、サイオステクノロジーGluegentサービスラインのジャレド・ウォレスです。来日する前に日本語や日本歴史の授業で学ぶ様々な日本の文化は一般的に知られていると思いますが、個人的に細かい「本に書くほどではない」日常の文化の方が面白いので、今日はそのうちいくつかとその考えについて話していきたいと思います。私の個人的な意見が含まれるところもありますので、ご了承ください。
お通し
国内でも「こんな要る?」という声もあり、私は未だに納得できない文化のひとつです。海外育ちの自分の考えでは「お店に入ると必ず注文しなければならないかつ値段が割に合わない前菜」というものは「席料」です。実際そのようなものになっています。アメリカでは基本的に頼まずに出てくる前菜は無料なのが一般的であり、飲み屋やレストランでは席料をあまり聞いたことがありません。しかし、皆さんがよくご存じであろうチップの文化があるのでどちらにしても割り増しがあるに変わりないと最近思うようになりました。
洗濯機は一般的だが、乾燥機はそうではない
最近ドラム式洗濯機を購入したことを両親に話して、今まで日本に住んでいる間乾燥機がなかったことにびっくりされ、改めて実感した文化になります。確かに、アメリカでは絶対考えられないですし、自分も最初に来日した時洗濯物を干したことなくて一苦労した覚えがあります。向こうでは大体家庭に洗濯機とガス式乾燥機が別々に1台ずつあることが普通です。原因として考えられるのは物件が狭くて置けないからではないかなと思います。ちなみにですが、ガス式と非ガス式乾燥機の出来上がりは天と地の差があるのでもし家庭に置けそうで購入に迷っている方がこの記事を読んでいらっしゃいましたら是非ガス式をおすすめしたいです。
落とし物は大事にされる
「東京は人が冷たい」などと言われていますが、その例外のひとつとして挙げられるのは「落とし物は大事にされる」ことです。交番に届けた方がいいものはだいたいどなたか届けてくれるし、折りたたみ傘のカバーなど届ける必要がないものはそのまま地面に残され、人が踏まないように意識をしてくれるのは、海外育ちの私にとっては映画やドラマにしかないような優しい世界でした。私自身も一回お財布を無くしたことがありますが、中身も無事で帰ってきました。これはやはり海外では一般的どころかほとんど聞かない話だと思います。お財布ごと帰ってくるかこないかはそもそもですが、返されても中身がちゃんと全部入っていることは相当良い人でないとあまりないでしょう。
ハンコ
別の記事でもカバーしたことがあるのであまり出張しすぎても仕方がないですが、ハンコの必要性はあまり認めたくない事実です。それに「昔ながらのものですが〜」という言い訳のような理由はまだわかるものの、「サインより安全」というのは意味が不明に思います。一般的な名前なら百貨店で購入したり、珍しい名前でもハンコ専用の自販機で作ったりすることが出来るので、安全なのはただの虚偽と思ってしまいます。私が死ぬまでに世間が進化して「日本で生活するために必要なもの」ではなく「伝統的なもの」になってほしいです。
並ぶのが当たり前
これが日本の文化か東京の文化かあまりわからないですが、お店やテーマパークのアトラクションなどが混んでいても人は何気なく並んで1〜2時間待ちます。一方、アメリカではあまり並びたくない、待ちたくないというのが一般的で、私が最初に日本に来たときに混んでいるお店ばかりで何か所か諦めて空いているところを探すなど繰り返しました。単純に「アメリカが広い」、したがって比較的施設は混まない傾向にあるというのも影響あると思いますが、来日してから時間が経ち、どちらの方が普通なのかが分からなくなってきました。
以上、私が選んだあまり海外で知られていない日本の文化でした。いかがでしょうか。もちろん、他に沢山ございますが、個人的にこの5つが特に面白くて思いがあるので共有させて頂きました。最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。また今度、文化の話ができればと思います。
Jared Wallace