新卒社員が思う「テレワークのデメリット」
新型コロナウイルスの影響により、弊社サイオステクノロジーでは2021年度の内定式や入社式、研修などがリモートで実施されました。そのため、新卒入社の社員は毎日の通勤を体験することなく、最初からテレワークという勤務体系で日々を過ごしています。
今回は前回に続き、サイオステクノロジー Gluegentサービスライン所属となった新卒が感じたテレワークのデメリットを紹介します。
前回の「テレワークのメリット」を見ていない方は、下のリンクからぜひ読んでみてください。
- ひきこもりで社会人(著:せしょう)
- 困っていることを共有しづらい(著:yoshi)
- 招かざる孤独感という敵、立ちはだかるコミュニケーションの壁...(著:2G)
ひきこもりで社会人 (著:せしょう)
みなさん、「テレワークいいなぁ~」「通勤時間0だし、服装も適当でいいんでしょ
いいことだらけじゃーん」と思っている方が沢山いると思います。
断言させていただきます。テレワーク、めちゃくちゃいいです。責任を持って仕事をしていますし、集中して仕事もできているので問題ありません。しかし、このメリットを享受するにあたって、私には、社会人というジョブに加え ある属性が追加されました。
それは、ひきこもりです。
これは、通勤時間0というメリットによって生み出された負の属性です。通勤時間0だからこそ、用が無い限りは家から出ることはありません。
私は、買い物もネットで済ましてしまいますし、食材も週に数回、近所のスーパーに出かけるくらいです。ほとんど家に居て過ごしています。前に買い物に出ようと夜遅くに外に出た際、地面が濡れていて「今日は雨降ってたんだ」と驚いたこともありました。それくらいに家から出ないのです。酷い日の一日の歩数は150歩を切ります(参照:iPhone ヘルスケアより)
また、この属性は様々なデバフ(1*)をかけてきます。その中で一番のデバフは体重増加です(むしろプラスまである)。これが、テレワークの私が感じる一番のデメリットです。
私は、学生時代から結構ご飯を食べます。お米が大好きです。しかし、最近ちょっと体重の方が。。。と思ってきました。みなさん、お気づきだと思いますがどう考えても食べ過ぎです。学生時代と全く変わらない食事をしているため、摂取カロリーと消費カロリーが釣り合ってません。
こう考えると、通学は本当に大事なものだったんだなと分かってきました。先輩にも聞きましたが、通勤中に電車の中で立っているだけでも全然違うそうです。
このままでは、確実に次回の健康診断で何か言われるのが目に見えているので、最近は生活を見直そうと、朝にジョギングをするようにしています。テレワークのメリットを享受するにあたって、考えてみれば当たり前なんだけどハマってしまう罠ですね。みなさんも、ひきこもり過ぎず、また健康面に気を付けて、素晴らしいテレワークライフを送ってください。
*1 : 能力を下げる効果のこと
困っていることを共有しづらい (著:yoshi)
コミュニケーションの主体が文字ベースになったことで、こちらの状況を知ってもらうためには、自分の状況を自分で発信することがより大切になったと思います。
例えば、「説明を受けたけどよくわからなかった」、「必要な情報が共有されていない」など、これまではこちらが聞かなくても向こうから聞いてもらえたような状況でも、何も言わなければスルーされることになります。
上記のような例はこれまでも重要であった、わからなかったことはすぐ伝えるということで対処可能です。しかし例えば、「特定の状況でPCが何故か重い」、「仕事はこなせているが効率の悪いことをしている」といったものは自分では気づき辛く、相手の状況を観察することで初めて自分が困っている状況にあったと気づける場合も多いです。
こういった、これまで相手のやり方を見て改善できていたものがテレワークによって対処しづらくなったことについて、甘く見ていると今後重大な機会損失につながる大きな問題であると感じています。このような問題を放置しないためには、仕事内でペアプログラミングやビデオ通話による画面共有などの、リモートならではの手法を相手に取り入れてもらうといった、相手の状況を知るための行動を自発的にとっていくことが重要になってくると思います。
招かざる孤独感という敵、立ちはだかるコミュニケーションの壁... (著:2G)
こんにちは!2Gです!今回は、前回のリモートワークのメリットに対するデメリットについての記事です。ご覧いただいている皆さんの中にも感じていらっしゃる方いらっしゃると思いますが、私はこちらの意見を共有いたします!
オンラインによるコミュニケーションの難しさ
新型コロナウイルスの流行によってリモートワークが普及して、直接的なコミュニケーションをする機会が失われてきています。もちろん、前回の記事でも沢山書かせていただきましたが、確かにテレワークによる恩恵は沢山あると思います。しかしながら、私たちは長い間、直接対面でのコミュニケーションを学校や職場でとってきました。
例えば会議を例にとると、対面の方の雰囲気が伝わってきて、相手がどのようなニュアンスで自分・その他の皆さんにその言葉を伝えているのか、何となく理解できていたと思います。今は画面に映る相手の映像と、音声しか分からないので、直接のコミュニケーションより雰囲気を掴むのが大変です。また、直接のコミュニケーションをとった時の遅延はほぼありません。オンラインだとデータの送受信にかかる遅延が伴い、トークがかぶってしまうという問題もあり、オンラインのコミュニケーションは難しいと改めて考えさせられます。そして、直接のコミュニケーションではコミュニケーションをとる相手と同じ空間にいますが、オンラインのコミュニケーションでは、独りになります。これが非常に寂しかったりします。学生の頃はみんなで食堂で勉強したり、どこかに遊びに行ったり、いつでもだれかしらが近くに居たと思います。社会人になったら沢山の先輩の背中を見ながら仕事を学び、そして自分も成長していくのだと思っていましたが、2020年に新型コロナウイルスが流行してそれも難しいものとなってしまいました。
2022年、まだまだ新型コロナウイルスによる感染の収束の兆しが見えていません。コロナと共存することとして、withコロナとも言われていますが、コロナ流行前の会社の雰囲気で働いてみたいな、と今日この頃は特に思います。
ここまで、テレワークのデメリットについてお話してきました。様々なメリットがある反面、健康面の心配・コミュニケーションをとることの難しさなどデメリットについて知っていただけたと思います。「デメリット重めだな」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、どのデメリットも努力次第で解決でき、むしろ文章でのコミュニケーションは今後メリットへと変化する気がしています。
デメリットがたくさんあると思わずに、それよりもテレワークで得られるメリットを最大限享受して、仕事をしていきたいと思います。
テレワークさいこー! 以上