アメリカ人が来日してカルチャーショックを感じたことベスト5
こんにちは、サイオステクノロジーGluegentサービスラインのジャレド・ウォレスです。本記事には私が日本に来てからカルチャーショックを感じたことをご紹介していきたいと思いますが、今回は皆さんがおそらくよく聞くカルチャーショックではなく、あまり知られていない、または気にしたことがないことを中心として紹介します。では、早速みてみましょう!
5. コンビニは便利で物が良い
アメリカではコンビニエンスストアのコンビニエンスは名前だけであり、車社会の中ガソリンスタンドに付いているというだけで利益が出る、感じの悪い場所です。品物の品質が低かったり、ご飯が美味しくなかったり、ブランド名が付いたものがほとんどない、怪しい店が多いです。日本のコンビニはまさにその真逆で、初めて訪れた際に食事やお菓子の美味しさと緊急に買う品物の質にびっくりしました。個人的に一番格差を感じたのが、エスプレッソ系のコーヒー(ラテなど)でした。
4. ご飯を食べるようにパンを食べると思われている
大学生のころに多くの方に、海外の食事はご飯の代わりにパンを食べるのが普通と思われていましたが、そんなことはありません。和食はご飯と汁物と3つのおかず、という構成が一般的だと思いますが、アメリカではこのような「食事の構成」概念は極端に薄く、ないと言えるかもしれません。一般的な家庭料理は、その食事のメインディッシュと0~3つぐらいまでのサイドディッシュがあるのですが、ご飯のような繋ぎはありません。また、多くの家庭は人数分のサイドディッシュを用意するのが手間であり、抜いたり一品しか用意しなかったりするのがよくあります。
3. クレジットカードは暗証番号が必要
書いてある通りですが、アメリカのクレジットカードはデフォルトで暗証番号がなく、オプションで入れることもあるかもしれないがあまり聞いたことがありません。なぜかというと、クレジットカードが作られた時代では磁石ストライプカードしかなく、当時のカードバリデーションはそもそも暗証番号の受付ができるように作られていなかったらしいです。現在はICチップカードに対応しているカードリーダーもありますが、そのインフラストラクチャーが地方によって追いついていないところもあるでしょう。また、デビットカードは直接銀行口座に紐付いてるため、日本のデビットとクレジットと同じように盗まれた場合には、暗証番号がなければ、口座の全額以上が使われる恐れがあります。一方、アメリカ法ではクレジットカードが不正利用された場合、そのカードの持ち主は不正利用の金額50米ドルしか責任を持たないことになっているため、暗証番号の必要性があまり感じられていないとも言えます。
2. スーパーに行く回数が多い
毎日ではないかもしれませんが、日本では週に何回かスーパーに行くのが普通であることは、アメリカでは考えられないと言えます。日本はアメリカと比べて冷蔵庫の容量や収納スペースが少ない傾向にあるため、一度に大量に買っても置けないことはひとつの理由として考えられます。アメリカは(ほとんどのところでは)車社会なので、家に持って帰れる分は手持ちできるものには限られていないこともあり、週に1、2回ほど行くのが一般的かと思います。また、皆さんがスーパーで買う肉と野菜は、賞味期限は何日ぐらい持ちますか?ほとんどは、2~3日間しか持たないことが多いと思います。一方、アメリカのスーパーで買うほとんどの野菜や肉は少なくとも3~5日間もつことが普通です。自分にとってはこの違いは、冷凍室の大きい冷蔵庫を購入することにするぐらい不便だと感じました。
1. 「今より良くしよう」と思う人が少ない
いきなりシリアスな話で恐縮ですが、正直に一番カルチャーショックを感じた(今も感じている)のは、よろしくない事情の中で改善を求めない、または力があっても自ら改善しようと思わない考え方です。事なかれ主義と言いますか何と言いますか、この考え方は時代や個人の性格など様々な要素で出てくるもので、海外にもありますが、日本では非常に多いように感じます。この文化(心理?)によって、色々不便なことが多いと思いますが、ことを変えようとすると「仕方ない」や「○○がそういうものだから」と、納得してしまうのは、非常にもったいないように感じることが多少あります。
以上、あまり記事で聞いてこないアメリカ人が来日して感じたカルチャーショックのベスト5でした。いかがでしょうか。「なるほどー」と思ったところはありましたか?少しでも笑ったり面白いと思ったりして頂けたのなら幸いです。
Jared Wallace