長期間テレワークのチャレンジ
こんにちは、グルージェントクラウド開発部ジャレド・ウォレスです。新型コロナウイルスが世界中の人々に大きな影響を与え続けています。我々グルージェントはテレワークを利用して感染拡大リスクに対処しています。しかし、テレワーク環境を整える等技術面の整備以外に「メンタルのチャレンジ」が必要だと感じています。今の状況になって感じたことですが、週2~3回、定期的にテレワークをするのと、長期に渡るテレワークでは大きいな違いがあるようです。テレワークの経験がある方も、長期間になったことで、そう思っている方も多いのではないでしょうか?以前の記事でもテレワークについて様々な視点を持って説明しましたが、本記事では私が個人的に経験している長期テレワークのメンタルチャレンジについて説明していきたいと思います。
問題:「次オフィスに行った時に...」という対応が効かない
在宅勤務経験がある方なら分かると思いますが、何らかの理由でオフィスにいたらすぐ解決できるのに、テレワークしていることにより、時間と手間がかかる問題が散見されます。会社にあるPCにドキュメントやメモを忘れたり、机にある本で何かを調べたり、同僚の隣に座りながらちょっとした相談ができれば解決されたりすること等です。一日のテレワークであれば「次オフィスに行った時にやるか」という対応でほとんどの場合問題ありません。しかし、長期テレワークの場合、当面出社することはないので、そういうわけにはいかず、ちょっとしたフラストレーションが溜まります。
この問題に関して現代では特効薬のような対策がないと思いますが、ピンチをチャンスにし、できるだけ根本的の考え方を「個人成長」中点にし、勤務場所や蔵書、備品にとらわれないように意識することでネガティブな感情の元にポジティブな観点を持つことによってメンタル的な安定を保つことができました。
問題:実際の業務効率が良くても出社する時と比べて達成感が低い
さて、皆さんは一日テレワークする時に、なんとなく「今日は短かったなぁ」と思うことはないでしょうか?いつもの出社する日の時間の使い方について考えてみてください。勤怠打刻の間だけではなく、家を出かけて通勤を始めるときから家に帰るまでです。考えてみると当たり前な話ですが、ほとんどの方の場合この期間はテレワークをする期間よりかなり短いでしょう。この差を意識していなかった私は、自分の業務効率がなんとなく低く感じており、出社している時と比べて達成感が少ないことがフラストレーションでした。これに対しては、達成感という抽象的なものを意識するのではなく、仕事を切り上げるまでの10分間程度を使い、その日に何をしていたのかを書きだしたりして振り返ることによって具体的な達成感を生み出すことで、余計なフラストレーションを溜めないように努めました。
問題:同僚と雑談をする機会を失ってしまう
少し意外かもしれませんが、業務効率に対してインパクトが大きかったのは同僚との雑談がほとんど出来なくなったことだと感じます。職場での雑談をする時間は直接的に担当業務を処理している時間ではありませんが、業務効率とイノベーションのために重要な因子であることは研究によって認められており、長期のテレワークによってその機会が少なくなった今、如実にそれを感じています。
これは長期テレワークに限った現象ではないのですが、短期テレワークの場合「また今度」があるので、問題と感じるほどではなかったように思います。時間が経つほどいつもより自分の考えやメンタルフローがが詰まっているように感じ、同僚との雑談が大切であると実感しました。こちらの対策案は前二つの問題と少し変わり、自分の力だけでは上手く解決できない問題ですが、ちょっとしたことでも遠慮せずビジネスチャットやビデオ会議でコミュニケーションを取ることをお勧めします。
まとめ
いかがでしょうか。具体的な対策案にならないと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、やはり長期間テレワークのメンタルチャレンジに対して重要なのは自分の考え方を意識して適切にアジャストすることだと思います。新型コロナウイルスを経験した社会の中、元気よく長期間テレワークができることはこれからも価値のあるスキルではないでしょうか。あくまで私が経験から個人的な話ですが、少しでも皆さんの力になれたら良かったと思います。