ボタンの表示・非表示を切り替えて、押し間違いを防ごう!
どんなシステムでも言えることですが、ボタンを押し間違えると色々と問題が起きるケースがあります。特に、ワークフローシステムなどでは、決裁者のボタン一つで、関係各所にメールが飛び、いろいろな物事が動き出してしまうケースもあり、ちょっとしたボタンの押し間違えでも、是正するのに色々なコストがかかります。 今日は、当社のGluegent Flowでボタンの押し間違いを減らす方法をご紹介します。それほど難しくないので、ここぞというときには是非ご活用いただけると嬉しいです。 Gluegent Flowには、入力フォームの入力値によって、「承認」や「却下」などのボタンの「表示・非表示」や「有効・無効」を切り替える機能があります。この機能を使えば、特定の入力フォーム項目の値がこうだったら、このボタンを表示するといった制御が可能です。 ここでは、経路が「決裁待ち」のときに、ある項目にチェックを入れないと、ボタンが表示されないようにすることを考えます。
- 制御用のラジオボタン項目を用意する
- ボタンの有効・無効を切り替える
この2ステップで設定できますので、是非チャレンジしてください。post_8
◯制御用のラジオボタンを用意する
まずは、ラジオボタン項目を用意し、選択肢として「OK」と「NG」を用意します。
※この入力項目は、決裁経路でのみ編集可能とし、他の経路では非表示にしておきましょう。
◯ボタンの有効・無効切り替え設定をする
次に、有効・無効の切り替えを行いたいボタンに制御を入れます。
「決裁」ボタンには以下のようなスクリプトを書いています。 ボタン表示切替の制御では、スクリプトがtrueを返したときに「有効」、falseを返したときには「無効」となります。
if( ${ラジオボタン1} == "OK" ){ return true; } return false;もし、ラジオボタンで"OK"が選択されていたらtrueを返し、そうでなければfalseを返します。 当該経路の設定で、ボタン表示切替を開き、先程用意したラジオボタンで「OK」が選択されたときのみ「決裁」ボタンが有効になるように、「NG」が選択されたときのみ「却下」ボタンが有効になるように設定します。
以上で、「決裁」経路にある場合に、ラジオボタンで「OK」「NG」を選択しないと、「決裁」や「却下」のボタンが表示されないようにできました。 決裁者はひと手間増えますが、押し間違いのリスクを考えると、こういった制御をした方が安全なケースが多々あります。是非ご活用ください。