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年末のご挨拶 2017年 〜クラウドが当たり前になり次のステージへ〜

  • 雑記
年末のご挨拶 2017年 〜クラウドが当たり前になり次のステージへ〜

2017年も、残す所数日となりました。毎年のことですが、12月になると慌ただしさに忙殺されている間に、残り日数はどんどん少なくなり、その年を振り返る暇もなく、過ぎていってしまいます。ただ、いつもそれでは、進歩がないので、クラウドサービスをご提供している中で、2017年はどういう年だったのかを振り返り、2018年以降はどうなっていくのか考えてみようと思います。

クラウドサービスが本当に広く受け入れらた

G Suiteは、2007年に「Google Apps Premier Edition」として有償サービスが開始しています。2017年で10周年を迎えました。10年前には、多くの企業が社内やデータセンタにラックを並べて情報システム担当が、自前でバックアップをとっていました。弊社では、2011年からGoogle Apps(現在のG suite)と連携するクラウドサービスを提供しています。お客様に私達の製品を説明するためには、まず、「クラウド」についてのお話から始めたものでした。

  • 「クラウド」というのはそもそも何か。
  • 「クラウド」は安全なのか。
  • 「クラウド」に置いたデータは誰か覗いているのではないか。

こういった疑問に応えるところから始めて、「これからのワークスタイル」として、クラウドサービスを使った働き方をご提案してきました。
ここ数年は、クラウドサービスプロバイダも、爆発的に増え、広範な機能を提供するサービスから、単機能に特化したサービスまで、百花繚乱といえる状態です。私達提供側も出来ることが増え、より高度なサービスを提供できるように日々頭をひねっています。
ただ、今年の状況を振り返り、実感として感じるのは、「クラウドサービスは当たり前になった」ということです。もう「クラウドって安全なの?」というところへのご説明は随分していませんが、去年よりも今年の方が、お客様が感じているクラウドの敷居の高さが低いように感じます。オンプレミスからクラウドへの移行のお客様は依然として多いですが、クラウドからクラウドへの移行のお客様も多くいらっしゃいます。つまり、一通りクラウドサービスを使った上で、その特徴を理解した上で、次のより理想に近いサービスへの移行です。また、ご相談いただくお客様の規模も大きく違います。以前までは、二の足を踏んでいた大企業のお客様の本格的なクラウド移行が進んでいるようです。
さらに、お客様のクラウドサービスに対する知識も相当なもので、クラウドが広く受け入れられて、当たり前になっていることが良くわかります。お客様主導で「クラウドサービス」の特性を理解して、より有効に利用することが多くなっています。

「つながる」クラウド

クラウドサービスもクラウドサービスコンシューマも十分に成熟してきていると言えそうです。そのような状況で、それぞれのクラウドサービスが、より高機能になっていくのでしょうか。それだけではないようです。
クラウドサービスは、必要な人数に、必要なサービスを、必要な期間だけ、提供するというような使い方が一般的です。オンプレミスなサービスにありがちな、初期費用がかからない代わりに、常に向上する機能を低価格のサブスクリプションで使い続けるという課金体系にすることで、低価格で迅速に提供することができます。
このような提供方法を取れるため、クラウドサービスでは、オンプレミスよりも単機能に特化したサービスが使いやすくなっています。G SuiteやOffice 365のような広範な機能をもつサービスを全社員に使わせた上で、Salesforceを営業部に、コンテンツ作成の部署にはBoxを入れ、顧客サポート担当の部署には、Zendeskを入れるというような使い方です。このような使い方をしている組織でさらにコミュニケーションを促進させるために、Slackを入れましょうというような流れです。
このような使い方で問題になるのは、ID管理や認証ですが、このBlogでも何度かご紹介しているGluegent Gateが解決します。
ただ、こういった流れだけでなく、今後はもっと別な形での「つながり」が促進していくと考えられます。IFTTTを使えば、クラウドサービス同士の連携が簡単にできます。また、今年後半に国内でも盛り上がりを見せているスマートスピーカーのようなユーザインターフェイスは、その背後で多くのクラウドサービスとつながっています。さらに、スマートスピーカーが連携するIoT機器にも、クラウドサービスとの連携が当たり前のように盛り込まれています。
このように「クラウドサービス」は「当たり前」のものとなり、それが相互に「つながる」ということもまた、「当たり前」になっていくのではないでしょうか。

2018年もよろしくお願いします

このような動向の中、弊社でも、当たり前のクラウドを利用して、お客様がより快適に仕事ができるように、サービスの向上に努めてまいります。2018年にもいろいろな機能向上を予定していますので、是非、楽しみにしていてください。
最後になりましたが、本年は格別のご愛顧を賜り、厚くお礼申し上げます。
来年も何卒よろしくお願い申し上げます。