統合ID管理(Identity Management)
統合ID管理とは?
統合ID管理とは、ユーザー情報、アクセス権、パスワードなどのID情報を一元管理し、企業のIDライフサイクルにあわせて統合的に管理することです。
適切なID管理により、セキュリティリスクの低下に加え、管理者の負担も軽減することができます。
▼ ID管理についての詳細は、コラムを参照ください。
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Gluegent Gate で実現できるID管理
ID Lifecycle に基づいた様々なシステムの ID管理を一元化
Gluegent Gate では、連携するクラウド・オンプレのシステム・サービスに対して、ID付帯のデータ(ID、グループ、組織、連絡先)を統合的に管理することができ、様々なシステム・サービスからID付帯のデータを取込み・伝搬することが可能です。また、CSV や API を介した取込み・伝搬にも対応しているため、プログラム連携など、多様な連携を実現し統合的な ID 管理を実現します。
連携可能システム一覧
統合ID管理 | |
取込み(INBOUND) | 管理コンソール(ウェブUI) |
Microsoft Entra ID | |
Active Directory / LDAP | |
RDBMS | |
CSV / API(接続アプリケーション) | |
ワークフロー(Gluegent Flow)※オプション | |
伝搬(OUTBOUND) | クラウドサービス(プロビジョニング) |
SCIM | |
Active Directory / LDAP | |
RDBMS | |
CSV / RESTful API |
ID管理
連携対象システムに対して、ユーザ(ID)・組織・グループ連絡先の管理を一元化できます。
機能
- アカウント(ID)管理
- 組織(OU)管理
- 権限・プロファイル管理
- グループ管理
- 連絡先管理
特徴
- 連携システム(ディレクトリなど)で同期したプロビジョニングデータは、WEB画面から確認できます。
- アカウント毎に利用許可サービスの設定ができ Microsoft 365 や Salesforce などのライセンス付与も可能です。
- パスワード有効期限などのポリシーを設定することもできます。
プロファイル管理
プロファイルは、複数サービスの利用可否(プロビジョニング・アクセス制御など)・ライセンス付与・パスワードポリシーなどを管理する権限セットです。
特徴
- ユーザ職制毎にプロファイルを作成・付与できます。
- プロファイルごとに、管理先システム・サービスやライセンスなどの一括管理が可能です。
- 所定のフォーマットに従ったプロファイルによる一括管理が可能です。
取込み(INBOUND)連携による統合ID管理
Active Directory や LDAP をはじめとする取込み(INBOUND)対象のシステム連携で、任意の属性値を Gluegent Gate に取込むことができます。これにより、人事マスタや個別申請ワークフローなどでフレキシブルな ID 付帯の情報を Gluegent Gate に取込むことが可能となります。
取込み(INBOUND)連携の種類
- Active Directory / LDAP 連携
- Microsoft Entra ID 連携
- Google Spreadsheet 連携
- RDBMS(Oracle、PostgreSQL、MySQL)
- CSV / API(接続アプリケーション)
- ワークフロー(Gluegent Flow)※オプション
伝搬(OUTBOUND)連携による統合ID管理
Active Directory や LDAP をはじめとする伝搬(OUTBOUND)対象のシステム連携で、任意の属性値を Gluegent Gate から連携対象サービスに伝搬・プロビジョニングします。
伝搬(OUTBOUND)連携の種類
- クラウドサービス(プロビジョニング)
- SCIM
- Google Spreadsheet 連携
- Active Directory / LDAP 連携
- RDBMS(Oracle、PostgreSQL、MySQL)
- CSV / RESTful API(接続アプリケーション)